クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ
ベッドタイムは本音のはじまり

 クリスマスの夜は、キスをしただけだった。

 その後、一緒に眠るベッドでは何も起こらず、なんならいつもよりも距離を取っているんじゃないかと思えるほど、部長の体温が恋しいのに遠かった。


 もし、その夜、超えてはならない一線を破っていたとしたら。

 “未経験”である事実を、恐らく話していただろう。


 柏原さんは、完全に引いてたけど。それが理由で振られたくらいだけど。


 部長は……愛斗さん、は。



「おい、聞いてるのか」

「はい」

 明日から、年末年始の休暇に入る。
 休みの間も、無理がない程度に企画のことは考えてほしいと言われ、定時をとっくに過ぎた20時の会社で、部長とミーティングルームにこもっている。



< 202 / 361 >

この作品をシェア

pagetop