もっと強く…
「りこちゃんおはよ~」

「桃子さん、おはようございます」

「はい、これ、朝ごはん
昨日全然食べれなかったから少なくしてもらったよ!頑張って食べてね」

といって去っていった


お箸は持つけどそれからが進まない

ここの病院食は美味しいと言われているが私はそうとは思わない

しかも食欲ないし...

とここで30分が経過

「りこちゃん、全部たべれたー?」

「あ、たつや先生
ちょっとだけ...」

「あれっ、全然食べてないじゃん
てか、1口も手つけてないじゃん」

「進まない、手が動かない」

「ほら、かして
はい、口開けて」

と言ってご飯を口元に持ってきた

少し口を開けるとスッと入ってきた

「おいしぃ...」

「おいしいでしょ?
はい、これも」

といってやっと全部たべれた

「よし、完食
量ちょうどいいね!
はい、これ薬」

これ以上迷惑かけれないとすぐに飲んだ

苦い最悪だぁ...

「じゃあ、10時になったら俺の診察室来てね!わかった?」

「う、うん...」

「心配だなぁ~(笑)」

「大丈夫大丈夫!!行けるから多分」

「多分じゃなくて絶対だよ?」

「はーい」

と言って先生がでていった

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