風
雄太は頭が混乱していた。
そうだ――
俺は凛の誕生日を忘れていたんだ。
毎年毎年
この日になると思い出すのはあいつの事だけで
凛の誕生日をお祝いした記憶なんて全く無かったのだ。
そうだ――
俺は凛の誕生日を忘れていたんだ。
毎年毎年
この日になると思い出すのはあいつの事だけで
凛の誕生日をお祝いした記憶なんて全く無かったのだ。