友達以上、恋人未満




『ほーら、あんた達
しょーもない言い合い
してないで!!入学式
始まるわよー。』 


あたしのお母さんが
家から出てくるなり
あたしと隼人のお尻を
ポンっと叩いた。



『あ、おばちゃん。
久しぶりっス!!』



『隼人君、また背伸びたん
じゃない〜?育ち盛り
だもんねぇ♪』



『まだまだ伸びる予定
っスよー★』


隼人は調子よくニカっと
笑っていた。




てゆうか、十分でかいと
思うんだけど・・・


たぶん175はあるな。



それに引き換えあたしは
152センチしかないチビ。



すると隼人はあたしの
考えを見抜いたかのように

『チービ!!』


と、上から見下ろし
ながらニヤニヤして言った。



きーーっ!!
むかつく!!!



『女はチビでなんぼよ!』



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