ケダモノ、148円ナリ
「俺はずっと明日実を見てたんだ。
なんで途中から現れた、お前みたいなわけのわからない奴が明日実を持っていくっ!
明日実、一体、こいつの何処がいいっ?」
と貴継を指差し、顕人は訊いてくる。
ええっ?
何処がいいとか言われましても、と思っていると、
「ありすぎて答えられないようだぞ」
と貴継が勝手に答えてしまう。
「いえいえ。
そんなことはないんですが」
と言うと、貴継が、なにっ? と見る。
「えーと。
そうですね。
いいとこと言うか。
まあ、つい、気になってしまうところならありますね。
……頼りないところとか」
と言うと、今度は、貴継が、はあっ? と立ち上がってきた。
「俺の何処が頼りないっ」
「ああ、いえ。
普段はもちろん、なんでも出来るし、上司としても、同居人としても、申し分ないかな、と思うんですが。
時折、考えなしに暴走されるというか。
専務になられるというお話もそうですが。
浮足立っておられるところもあるようなので、見ていて、ちょっと不安というか。
目が離せないというか」
ものすごい殺気を真横から感じながらも明日実は言った。
なんで途中から現れた、お前みたいなわけのわからない奴が明日実を持っていくっ!
明日実、一体、こいつの何処がいいっ?」
と貴継を指差し、顕人は訊いてくる。
ええっ?
何処がいいとか言われましても、と思っていると、
「ありすぎて答えられないようだぞ」
と貴継が勝手に答えてしまう。
「いえいえ。
そんなことはないんですが」
と言うと、貴継が、なにっ? と見る。
「えーと。
そうですね。
いいとこと言うか。
まあ、つい、気になってしまうところならありますね。
……頼りないところとか」
と言うと、今度は、貴継が、はあっ? と立ち上がってきた。
「俺の何処が頼りないっ」
「ああ、いえ。
普段はもちろん、なんでも出来るし、上司としても、同居人としても、申し分ないかな、と思うんですが。
時折、考えなしに暴走されるというか。
専務になられるというお話もそうですが。
浮足立っておられるところもあるようなので、見ていて、ちょっと不安というか。
目が離せないというか」
ものすごい殺気を真横から感じながらも明日実は言った。