ケダモノ、148円ナリ
「真冬が俺を好きだったらなんなんだ?
俺にもあいつを好きになれって言うのかっ。
そんなこと信じられないし、関係ない。
あいつはずっと世間的にちょうどいいから、俺と結婚するって言ってたんだぞ。
だったら、俺が誰を好きでもいいだろうに。
なんで、俺の気持ちにまでケチをつけてくるんだっ!」
明日実、お前もだ、と怒鳴られた。
「俺が誰を思ってようと、俺の自由だっ。
俺が……ずっと明日実を好きで、明日実のことを忘れられないとしても、それも俺の自由なはずだ」
「ま、そこんとこはそうなんだが」
と貴継が腕を組み、口を挟んでくる。
「腹の中で思ってるだけならな」
態度に出すな、と貴継は言う。
今度は、そんな貴継を見下ろし、顕人は喧嘩を売り出した。
「なんだ、偉そうに。
だいたい、お前はなんだ?
そもそもどっから湧いてきたっ!」
それは私も訊きたいところだが、今、この状況で言うのは、完全な八つ当たりだな、と思っていた。
俺にもあいつを好きになれって言うのかっ。
そんなこと信じられないし、関係ない。
あいつはずっと世間的にちょうどいいから、俺と結婚するって言ってたんだぞ。
だったら、俺が誰を好きでもいいだろうに。
なんで、俺の気持ちにまでケチをつけてくるんだっ!」
明日実、お前もだ、と怒鳴られた。
「俺が誰を思ってようと、俺の自由だっ。
俺が……ずっと明日実を好きで、明日実のことを忘れられないとしても、それも俺の自由なはずだ」
「ま、そこんとこはそうなんだが」
と貴継が腕を組み、口を挟んでくる。
「腹の中で思ってるだけならな」
態度に出すな、と貴継は言う。
今度は、そんな貴継を見下ろし、顕人は喧嘩を売り出した。
「なんだ、偉そうに。
だいたい、お前はなんだ?
そもそもどっから湧いてきたっ!」
それは私も訊きたいところだが、今、この状況で言うのは、完全な八つ当たりだな、と思っていた。