ケダモノ、148円ナリ
キャンプ。
ロマンがないな。
まあ、これ、言ってみれば、蚊帳だし、と思ってリングから下がるカーテンを見上げていると、
「嘘だよ。
お城の奥に居るお姫様の許に忍んできたみたいでいいな」
と明日実の側に手をつき、キスして来ようとする。
「いやっ、あのっ、今日はもう寝ますからっ」
と飛んで逃げた明日実は、壁に背中をぶつけた。
「いっ、言わなかったですかっ?
今日はもうボロボロなんですっ」
と訴えると、貴継は眉をひそめ、
「今日も、だろ?
疲れて俺の相手が出来ないのなら、会社なんぞ辞めてしまえ」
と暴言を吐く。
おい、こら、人事部長さま。
「お。
そうだ」
と貴継は、ふいに思い出したように言ってきた。
「さっき、待ち合わせ場所に行く前に、ケーキを買ってやったんだった。
ありがたくいただけ」
ロマンがないな。
まあ、これ、言ってみれば、蚊帳だし、と思ってリングから下がるカーテンを見上げていると、
「嘘だよ。
お城の奥に居るお姫様の許に忍んできたみたいでいいな」
と明日実の側に手をつき、キスして来ようとする。
「いやっ、あのっ、今日はもう寝ますからっ」
と飛んで逃げた明日実は、壁に背中をぶつけた。
「いっ、言わなかったですかっ?
今日はもうボロボロなんですっ」
と訴えると、貴継は眉をひそめ、
「今日も、だろ?
疲れて俺の相手が出来ないのなら、会社なんぞ辞めてしまえ」
と暴言を吐く。
おい、こら、人事部長さま。
「お。
そうだ」
と貴継は、ふいに思い出したように言ってきた。
「さっき、待ち合わせ場所に行く前に、ケーキを買ってやったんだった。
ありがたくいただけ」