拾われた猫。
ふと勇とトシが目に付いた。
「あ…」
思い出したように猫又を両手で持つ。
「…この子、ここで飼っちゃ駄目かな?」
おずおずと聞く私を左之と総司以外は驚いていた。
一が猫又と私を見て少し笑ったような気がした。
「…局長、副長。
…彼女は隊士としても、副長の小姓としても、日々頑張っていると思います」
一は後押ししてくれるような言葉を言ってくれた。
「こいつもやっとここまで感情を出せるようになってきたんだ。
成長の褒美として、な」
左之は私の頭を撫でてくれた。