宛先は天国ですか?
今日だって、今日だって、ちゃんとお礼を言えないままで帰ってきて。
…ちゃんと、言わないと。
時間がかかるかもしれないけれど、それでもちゃんと言わないと。
璃子ならきっと話を聞いてくれるから、璃子にわたしのこと、話さないと。
ギュッと拳を握りしめて決意をする。
2人の去っていった方をしばらく眺めていたわたしは、そちらに背を向けて家の方へと歩く。
寄り道はやめた。
家までのほんの数分、何かを考える隙もなく家についてしまう。
少し遅くなったことを心配してくれた祖父母に笑いかけて、自室へと向かった。
…明日から、血圧測定の練習だ。
確かペアは環奈ちゃんだったっけ。
いつも通りに頑張らないと、自分に言い聞かせて笑みを浮かべる。
翌朝、祖父母に練習があり遅れることをしっかりと伝えてから学校に向かう。
あとから2人にも練習台になってもらおう。
若い人とお年寄りでは、測りやすさが違ってくると聞くし。