宛先は天国ですか?



わたしの問いに、璃子は自慢げな顔をして、大きく頷いた。

写真に写る2人の間にはケーキがあって、樹さんが何か持っている。


「…ケーキ食べに行ったんだ」

いいね、と言うと、璃子はニヤッと笑みを浮かべた。

どうやらそうではないらしい。

分からず首を傾げると、璃子がえへへと照れ笑いをした。


「実は、樹さんの誕生日をお祝いしてきました!」

その言葉に、もう一度写真をじっくりと見つめた。

確かに、2人の間にあるケーキは丸くて、ろうそくがささっている。


「…とすると、樹さんが持っているのはプレゼント?」

指差して首を傾げると、璃子が「そうそう」と頷いた。

樹さんが持っているのは何かのアニメのグッズだろうか。

そういえば初めて会ったときにアニメが好きだと言っていた気がするが。

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