サヨナラの行方



「あります!みんなの前でやるから効果があるんですっ」



何を言っても、負けじと言い返す。

コイツ、自分は悪くないと思っているらしい。

1番悪いのは俺だけど、コイツだって悪いことしているだろう。



「だいたい、何で悠月に怒るんだ?まずは、俺に言うんじゃねぇの?」


「私のことを好きな冬馬さんが、私を裏切るはずがありません。なので、全てはあの子のせいだと。父と話して痛みを分からせてやろうと」



どこから、そんな自信がくるのだろう。

たった今、好きじゃないと言ったはずなのに。



「みんなの前でやることに関しては、父は渋りましたけど、私の怒りは収まらなかったので。
効果は絶大でしたね」



ニヤリと笑った表情を見る限り、悪いことしたとは思っていない。

これが当たり前だと思っている、




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