サヨナラの行方
「え?私を、探す?」
そんなこと想像もしていなかったみたいで、本当に驚いていた。
確かに、自分の気持ちに気づかなかったら探そうなんて思わなかったかもしれない。
ただの上司が、ただの部下を探す訳がないから。
だったら、ここに来た時点で気持ちがバレるか?
でも、悠月は1ミリもそんなことは思っていないだろう。
利用するだけして捨てられたと思っているはず。
それはある意味事実で、否定は出来ない。
捨てた訳ではないけど、今の俺には説得力がない。
「騒動があった直後、池田は悠月に連絡したけどダメだったと言っていた。それもあって、逢いたかったんだろう。
初めにこっちの方に来たのは池田。そこで悠月の死亡を死って、俺に報告してきた」
「……紗希ちゃんには悪いことしたな。
でも、どうして私の実家を?教えてはないはずなんですけど……」
「池田の彼氏が人事部にいて、そこから履歴書見たから」