サヨナラの行方
『それは、形。課長さんは離婚したがっている訳だから、結婚生活は破綻しているでしょうね』
はっきり言うまこちゃん。
課長はそんなこと一つも言ってはいないけど、ここにいてホテルに留まることを考えれば、そう見えるのも当たり前のことかもしれない。
『とにかく、帰った方がいいよ。
こっちのことは気にしないで。落ち着いているから大丈夫だよ』
そう言われるけど、頷くことは出来ない。
状況を知りたい気持ちはある。
でも、不安の方が大きいんだ。
『でも、まぁ、ゆっくり考えてって言われたんでしょ?こっちのことは気にせず、考えたらいいよ』
「うん、ありがとう。
それで、お願いがあるんだけど」
『お願い?なに?』