サヨナラの行方
「それだけのことなら、課長も含めて3人で話すだけで良かったはずだよ」
「ダメよ。それでは、ダメージがないわ」
「結局、追い詰めたかったんじゃないっ」
今回は、紗希ちゃんも強気で言う。
社長も常務も課長でさえも口を挟まない。
彼女に味方はいないということか。
この際だからって強気で言っているけど、本人が聞いているんだけど。
まぁ、知らないから当たり前のことだけど、あの子もズケズケと本音を言うものだ。
私だって、不倫を暴露されたからってそれで死にたかった訳じゃない。
それだけのことだったら、目の前から消えるだけのこと。
それ以上のことが起きたから……。
「あんた、そんな本音をここでバラしていいのか?」
2人が話している間を割って入ったのは、課長だった。