恋が苦手な君に恋をした。
高校二年の12月20日まで順調だった、たくさん喧嘩もしたけど、やっぱり好きだった。
12月23日、それから変わった。俺たちの関係は。
終業式の放課後、雪乃は誰かに4階の階段、突き落とされた。
今はもう犯人もわかって解決したけど。
すぐに雪乃は病院に運ばれたけど、
思いっきり脳を打ってて、一部の記憶がなくなった。
一時的なもので思い出す。といわれたらしい。
俺のことだけは雪乃は覚えてなかった。
家族と友達のことはなにからなにまで覚えていたらしい。
雪乃は目を覚ました時、俺のことを洸くんだよね?って、不自然な笑顔で言った。
そのとき、あぁ、覚えてないんだなって思ったけど口には出さず反対の言葉を言ってしまった。
「覚えてる?」って、それで嘘をつかせた。
俺は雪乃に俺のことが好きって言い聞かせるように毎日好きって言ってた。
今考えてみれば、すごく重い。
雪乃も言い聞かせるように俺に好きって言った。
それが半年、、、
とっくに雪乃の気持ちが俺にないことなってわかってた。