恋が苦手な君に恋をした。


「聞きたい?」


「ムリにとは言いませんよ?」


「聞いてほしいかも?」


「では、どうぞ、」



寂しそうな顔、初めてみた。



「2年前から会ってなかった人にたまたま会って、お茶した。
それで泣かせたし泣かれたし、いろいろ考えさせられて、ここくるまでずっと考えてたんだよね。
だから、たぶん疲れたんだと、思う。」


「そうだったんですか、」

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