どんな君も。
僕の彼女。

自己紹介と…

えーっと……
まずは名前を名乗るのが道理ってもんだよな!
俺の名前は藤沢龍(ふじさわりゅう)だ。
14さいの中学2年生だ。
そう!聞いてくれよ!この俺が!クラスの女子には名前すら呼んでもらったことのないこの俺に!彼女が出来ちまったんだよ~
めっちゃ可愛いんだよ~
さらっさらのロングヘアーで優しくて、勉強は…うん。でも、すっっごく可愛い彼女が!!
名前は虎宮あかね(とらみや)っていうんだ。
一緒にいると楽しいんだよな〜
心が和むんだよ〜
フフフっ。
「…龍くん?急に笑い出してどうしたの?熱でもあるの?大丈夫?」
あ。やべ〜。俺の悪い癖だな。考え始めるととまんねぇ。
あ、今隣にあかねいるんだよー。幸せだなぁ。
「いーんや。大丈夫だよ。心配かけちまってごめんな!」
んーー!
心配してくれるなんてほんと優しいなぁ。
「ううん、なんにもなくてよかったぁ。」
ニコッとあかねが笑った。
天使の笑顔だわー。
「おう!」
おれも笑顔で返した。そしたらあかねの顔も赤くなった。
照れてるー。可愛いなー。
「ハァー。」
ん?小さいけどあかねがため息ついた。
最近、ため息つくよなぁ。どうしたんだろ。
「なあ、あかね?俺でよかったらいつでも話聞くよ?」
あかねがすまなさそうに、くびをふった。
「龍くんに話すことでもないよー。気にしないで!」
俺には話せないことなのか…
「そうか。じゃあ、何かあったらいつでも言えよな!」
一応彼氏なんだから何でも話して欲しいなんて思うのはわがままなのかな。
複雑な心境のまま一週間が過ぎていった。

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