最後の100日~君に幸あれ~

「葵ちゃん大好き!」

そういい私は葵ちゃんに抱きついた。

「み、美奈ちゃん!?
ありがとう!」

最初は驚いていたが、すぐに私の背中に手を回してくれた。

「おっ、なんだなんだ。
俺も混ぜてや!」

後ろから声が聞こえ振り返って見ると、そこにはコウちゃんが立っていた。

「こ、コウちゃん!?」

「死人を見たような顔してどうしたんよ。
俺生きてるよ〜。」

『ほらっ』と言いながら足があるのを見せてきた。
よかった。前みたいなコウちゃんに戻った。

「洸季君元気でよかったね、
最近休んでたから美奈ちゃん心配してたみたいだったから」

葵ちゃんがそういいながらニコッと笑った。
葵ちゃん気づいてたんだ…。

「ミィちゃん心配してくれたんかぁ。
ありがとうなぁ?俺はいい友達をもった!」

友達という言葉を強調して笑っていた。

前みたいな関係に戻れてよかった。

コウちゃんありがとう。

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