最後の100日~君に幸あれ~

昨日のテレビの話とか好きな食べ物の話をしていると学校へ着いた。

校門を通りふと屋上を見上げた。

そこには手すりに寄りかかりながら話すルイと二階堂君の姿が見えた。

少しの間見ているとルイが私に気づき手を振った。

手を振り返すと祐君が不思議な顔で私を見ていた。

「よく屋上に居るの見えるね。
俺、拓磨だってわかるの結構かかった。」

少し笑い合い、構内へ入った。

ルイはいつもの笑顔だったし、なんの話ししてたんだろう。

クラスにつき席に座り少し考えて居ると、葵ちゃんに後ろからギュッと抱きしめられた。

「あ、葵ちゃんおめでとう」

「ありがとう…えへへ」


顔をほんのり赤くさせ照れる葵ちゃん。
可愛いなぁ。

二階堂君が好きになる気持ちがよく分かるよ。

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