最後の100日~君に幸あれ~

色付いた世界~9/16~


「暑い…」

登校中の私の口から何度目かの言葉が出た。
真夏の残暑の残りがまだありジメジメする。
長袖のブラウスにはうっすりと汗が滲み、膝上10センチほどのスカートの間からは日光の熱が伝わる。

前まではあんまり暑いとか寒いとか感じなかったんだけどな。
何でだろう。

「今日はルイいるかな…?」

沢田君とお昼を一緒にしてからお昼に屋上へ行ってもルイの姿はなかった。
代わりに沢田君が遊びに来るようになった。

「はぁぁぁ…。」

私の口から大きなため息が溢れる。

ルイに会いたい。

「復讐とか言ってたくせに…。
全然会いに来てくれないじゃない…」

今すごく充実していて幸せだと思う。
このまま私は幸せを感じてていいのだろうかってすごく不安になる時がある。

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