キミが好きなのは俺
「あ…いや、お待たせするのは申し訳なくて・・・」
「そっか、陽菜ちゃんはいい子だね。ありがとう。
走ったらお腹空いたでしょ?食べよ。」
健一さんはそう言うと、券売機の方へ向かって歩き出した。
私も、自分の荷物を椅子に置いて、財布だけを持って健一さんの後を追いかける。
券売機の前に立つと、隣の券売機にいた健一さんが
「陽菜ちゃんは何食べる?」
と、お金を入れながら私に尋ねてくれた。
「あ、健一さん待ってください!」
「え?どうしたの?」
「私がご馳走するって、前話したじゃないですか。」
先週、健一さんとプラネタリウムに行ったとき
お昼ご飯をご馳走してもらって、プラネタリウムのチケットも用意してくれて、プレゼントまでしてくれた。
だから、今日は学食だけど、私にご馳走させてほしい。