キミが好きなのは俺

「俺から提案したんだし、学食くらい、奢らせてよ。」


健一さんはハハッと笑っている。



「でも、お礼…」



「こういう時は、素直に奢られておけばいいの。前も言ったでしょ?」


私の言葉を遮って、笑顔でそう言う健一さん。




そして、どれがいい?と私の顔を見つめてくるため



「じゃあ、今日のランチでお願いします。」



健一さんに奢ってもらってばかりだし、ご馳走するはずのランチだったけど

お言葉に甘えることにした。





はあ、クッキー用意しておいて良かった。





「お、いいね。おれもそれにしようかな。」


落ちてきた食券を取ると、健一さんは、はい、と言って私に渡してくれた。




「ありがとうございます。ごちそうさまです。」


私は健一さんの目を見てお礼を言った。




「どういたしまして。じゃあ、行こっか。」





私と健一さんは、カウンターへと向かい、食券を見せて食事を受け取って、席へと戻った。
< 262 / 395 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop