キミが好きなのは俺
「俺から提案したんだし、学食くらい、奢らせてよ。」
健一さんはハハッと笑っている。
「でも、お礼…」
「こういう時は、素直に奢られておけばいいの。前も言ったでしょ?」
私の言葉を遮って、笑顔でそう言う健一さん。
そして、どれがいい?と私の顔を見つめてくるため
「じゃあ、今日のランチでお願いします。」
健一さんに奢ってもらってばかりだし、ご馳走するはずのランチだったけど
お言葉に甘えることにした。
はあ、クッキー用意しておいて良かった。
「お、いいね。おれもそれにしようかな。」
落ちてきた食券を取ると、健一さんは、はい、と言って私に渡してくれた。
「ありがとうございます。ごちそうさまです。」
私は健一さんの目を見てお礼を言った。
「どういたしまして。じゃあ、行こっか。」
私と健一さんは、カウンターへと向かい、食券を見せて食事を受け取って、席へと戻った。