キミが好きなのは俺


しわを伸ばすように軽くパンパンと服を叩きながらベッドのそばに向かって歩き






ベッドの上に転がっている、あの忌々しい音のする目覚まし時計で


時間を確認する。





今の時刻は・・・



8:45





「...うん。間に合うね。」








このお家から大学までは、歩いて20分。





授業は開始から10分を過ぎると遅刻扱いになるため


9時5分に到着予定の私は遅刻にはならない。






「朝ごはんはあっちで何か買って食べようかな

 行ってきます。」





私は玄関に向かい、誰もいない部屋に声をかけ、お家を出た。


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