不良くんに愛されて
私も1時間目が始まるまでに戻ればいいや。


…あれ?


ふと金髪くんの方を見ると、いない。


ドアの方を見ると金髪くんが屋上を出ようとしていた。


「ちょっ、待ってよ!」


思わず声を出して止めてしまった。


ぴたっと止まって振り返る金髪くん。


「…なんだよ」


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