Story-SORA.
しばらく俺たちは走っていた。

すると急にトモが立ち止まったんだ。

「トモ?どした?」

「空。要。あの道…」

道がどぉした?

「ひ、光ってる……!」

「ぁ、本当だ」

たしかに異様に輝いている。

「どーせ遅刻だし、行ってみようぜ?」

は?

「俺も賛成!」

「何言ってんだよ要!俺はいかねぇよ」

「……もしやこわいのか?空?」
からかったように要が言う。

「はぁ?んなわけねぇじゃん」

俺はなんだかんだいってすぐに強がるクセがある。自分でも自覚してっけど間違っても「こわい」なんて言えない…。
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