好きって言ったら、どうする?









「じゃあ帰ろっか。
皆ももう帰るだろ?」

「あー、俺はー……。」









そして




私が要くんから解説を受け終わり、
帰る準備を始めると



要くんがいつのように

グループの皆に、声をかける。







しかし



今日はいつもとは違って
男子たちが「えっと…」と声を漏らした。










「俺らちょっと先生に用があってー。」

「私達もちょっと残ってやることあるからー。」










そして


皆はどこかぎこちなくも
そう口にすると



互いに顔を見合わせながら

何故か、ニヤニヤと笑う。







……ど、どうしたんだろう……。










「えー、そうなんだ……。
北澤は?もう帰る?」

「あ、うん。私はもう帰るよ。」

「そっか。
じゃあ今日は2人で帰ろ。」










要くんにそう言われ、

私はそれにコクッ、と頷くと



皆に「また明日。」と挨拶をして
要くんと教室を出た。










いつもなら皆で話しながら乗る
騒がしかったエレベーターも



今日は要くんと2人だから



何だかすごく、空間が広いように感じる。










「何かあいつらニヤニヤしてたけど、
俺らもしかしてドッキリとか仕掛けられんのかもね。」

「…えっ?!」









そんな中


さっきの皆の様子に
同じく違和感を感じていたらしい要くんは



少し眉を寄せながら

私にそう言ってきた。






私はそれを聞いて
思わずエレベーターの中で 声を上げる。










「そ、そうなのかな…?!
どうしよう、何か怖いね…!?」

「もしかするとゾンビの格好して
下で待ってるかも……。」

「ひぃっ!!」









要くんの言葉に

私が思わず怯えた声を出すと




隣で不意に要くんがクスクス笑い始める。








(…え………っ。)










もしかして私……からかわれた??









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