好きって言ったら、どうする?








ベッドに寄りかかりながら



近くのテーブルに手を伸ばし、

酒を───体に流し込むように飲み干す。







確かに、毎日こんな生活をしていれば
痩せもするだろう。





栄養の偏った食事に 酒。



まさに暴飲暴食生活。







……いつまでも、こんな生活を送るわけにはいかないことくらい


俺だって…ちゃんと分かってる。









でも じゃあ───









この苦しみは、どうすればいい?









どこにぶつければいい?





どうすれば気が紛れる?





どうすればあいつを忘れられる?









俺は────









(どうやって…この気持ちを吹っ切ればいい……?)










答えの見つからない自問自答を

日々、何度も繰り返す。








答えが出ないことも分かってる。






結局は、何をしても出口のない迷路だ。






俺はそれで頭で再度自覚しながら

静かに目を閉じて、酔いがまわるのを待つ。







回った酔いの睡魔に飲まれて、
そのまま寝る───








今日も俺はそのサイクルで

長かった1日に 終わりを告げた。








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