好きって言ったら、どうする?
▼勇side▼









──────同日 12月21日










「まいどーっ!」

「ありがとうございましたーっ。」








午後10時。




いつも通り閉店時間に店を閉めて、
営業が終わる。





暖簾を中に片付けて

残りの仕事を全て終わらせると
時刻は10時30分近くになっていた。









──────そんな頃に、あいつはいつもやってくる。









ガラガラガラ---









「よっ、進藤くん!」

「……よぉ。」









そんなことを考えていた時に

噂をすればというようなタイミングで
本人が、店の扉を開けた。




俺はそれに軽く返事を返して

帰る支度を始める。









…金田がこうして再び俺の前に現れたのは

あれから 5ヶ月も過ぎた後だった。







夏休み中に突然顔を出してきて

内心驚いたのを覚えてる。








…本人曰く




冬休みは実家に帰省させられていて



帰ってきた頃には

柑奈に関しての話を
俺の周りの男から聞かされたり、

それまでの俺の様子を見ていたら





とても話しかけられなかったんだという。









「バイトお疲れさん。
うん、最近は顔色良さそうやな。」

「……あぁ。」









──────それに加えて






俺は未だに…



あいつの告白に 何の返事もしていなかった。







……もうあれから


1年が経ってしまうというのに。









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