極上な御曹司にとろ甘に愛されています
でも、看病もしてもらったし、ご飯だって作ってもらったし……恭介ってお母さんみたい。

ひとりクスクス笑っていると、彼に突っ込まれた。

「何がそんなにおかしいの?」

「恭介ってお母さんみたいだって思って……あっ!」

また言っちゃったって思って慌てて口を押さえるが、言ってしまった言葉は取り消せない。

「俺がお母さん……ねえ。男としてのアピールが足りなかったかな」

顔を引きつらせながら、恭介は何故か着ていたシャツのボタンに手をかける。

「……何でボタン外すんですか?」

私は身構えながら恐る恐る聞いてみる。

「俺の魅力をもっとアピールしようかと思って」

恭介は真顔で答える。

そんなアピールいらないよ~。

普通にしててもフェロモン凄いのに。

「これ以上アピールしないで下さい!また熱で倒れます!」
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