極上な御曹司にとろ甘に愛されています
クリスマスが近くなって、最近平日の夜は恭介のマフラー作りに専念している。

たまに彼から『何してた?』って電話がかかってくるけど、テレビ観てたって言って誤魔化してる。クリスマスまでは内緒だ。

「良いですね」

私が笑顔で返すと、恭介は目を細めて頷いた。

「決まりだ」

ふたりでいつものように皿を片付けて身支度を整える。

先に準備が出来た私がリビングで待っていると、紺のスーツに身を包んだ恭介が片手にコートを持って現れた。

「……何でスーツ?」

私が恭介に突っ込むと、彼は企み顔で微笑んだ。

「いいとこに行くから」

「え?じゃあ、私も着替えてきます」

スーツ姿の恭介に比べて、私はジーンズにブラウンのチュニックというカジュアルな装い。

慌てて寝室に着替えに戻ろうとすると、彼に手を捕まれた。

「大丈夫。このままで行くよ」

恭介に笑顔で押し切られ、マンションを出ると彼が呼んだタクシーに乗った。

「どこに行くんですか?」
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