極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「……高橋さんだけじゃなく私もって本当ですか?」

私は赴任の話が信じられなくて真木さんに確認する。

「会長の配慮らしいけど、俺も相田さんのこと推したんだよね。女性にもやる気があればどんどん海外に行ってもらいたいし、相田さんも高橋が一緒なら心強いかと思って。年明けからもっと忙しくなると思うけど、ふたりで頑張って」

「……真木さん。私、一生懸命頑張ります」

納会の後に、仕事を辞めることを真木さんに相談しようと思ってたんだけど……。

ロンドンで英会話学校に通いながらバイトしようとかいろいろ考えたんだよね。

この赴任の話は、私にとっては有り難い。

不安はあるけど、恭介がいてくれるならきっと大丈夫。

真木さんや会長のご配慮に感謝します。

「真木さん、ありがとうございます」

私は真木さんの手を握ってお礼を言った。

「社内に知らされるのは年明けだから、それまではここだけの話ってことで」

真木さんが優しい目をして微笑む。

「「はい」」

恭介と視線を合わせ、明るく返事をする。

そんな私達を眺めながら、真木さんはジト目で言った。
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