極上な御曹司にとろ甘に愛されています
恭介の下が育っていなかったのだ。
今必死に田中を鍛えているとこだが、恭介の仕事を全部任せるにはかなり無理がある。
だから、やむを得ず俺が担当する会社が増え、ここ一ヶ月の帰宅時間はいつも午前零時過ぎ。
体力には自信があるが、さすがに身体が疲れて毎日栄養ドリンクを飲み続けている。
それに……この頃思う。
恭介と週一でテレビ会議をすると、あいつの横に寄り添うように萌ちゃんが座ってて、ふたりが凄く幸せそうで……。
いつもどこか冷めた目をしていた恭介が萌ちゃんを優しい目で見守っていて、そんな相手に出会えたあいつを羨ましく思えた。
萌ちゃんがいることで恭介はより強くなったと言うか、大人としての余裕ってのを感じる。
守るものが出来て恭介も変わったのだろう。
結婚なんて四十位で適当にすれば箔がついていい……なんて出世のために思っていたが、恭介を見ているとそんな俺でも結婚願望を持つようになった。
俺もあいつみたいに全身全霊で愛せる相手に出会えたら……。
「あ~、俺も結婚したい」
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