極上な御曹司にとろ甘に愛されています
布団とブランケットをかけてやるが、萌の震えは止まらない。

「これで寒くない?」

俺もベッドに入り萌の身体をそっと抱く。

「もっと来て」

俺の胸に頬を寄せると、萌は強く抱きついてきた。俺もしっかりと彼女の身体を抱き締める。

しばらくその状態でいると、彼女の寝息が微かに聞こえてきた。

「お休み」

萌の寝顔を見ながら囁いて、彼女の髪をすくように撫でる。

明日には彼女の熱が下がっていますように。

俺は心の中でそう願った。
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