極上な御曹司にとろ甘に愛されています
4、夢から覚めて
チュンチュンと小鳥の声が聞こえてきて目が覚めた。

朝なのか辺りは明るい。

ほとんどベッドで寝ていたせいか、曜日の感覚も時間の感覚もなくなってる。

今……何時?

ケホッっと咳をしながら起き上がろうとすると、私の身体に何かが巻き付いていて動けなかった。

ちらりと目を向ければ……それは、恭介の……腕。

違和感を感じなかったのは、すでに私の身体が彼の存在に慣れてしまったからだ。

こんなの慣れちゃいけない……。

二十五にもなって初めて男性の家に泊まったけど、父や母に内緒で悪いことをしたみたいで後ろめたい。

羽目を外した訳じゃないんだけど、罪悪感を感じた。

しかも、相手は超優良物件の会社の先輩。

恭介の腕をそっと外そうとしたら、耳元で彼の声が響いた。

「まだ寝てて大丈夫だよ」
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