ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~ 
その日は望月さんちに泊まった。
また私が吐いたりしたら迷惑かなと思ったんだけど、それ以上に望月さんが建てた彼のおうちにいたいという想いの方が強かったから。
そのおかげか、吐き気はずっとあるものの、実際吐くことはなかった。
それに、比較的ラクな気分でいられたのも、彼が双子ちゃんの妊娠を、実はとても喜んでくれていること、そして父親になることと、私のことを丸ごと受け入れてくれたことが分かったから。

肩の荷が下りたような安堵感が、私を包み込んでくれている気がする。
それと今は、彼の愛情もたくさん感じるし。

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