ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~
そして。10月10日、体育の日。
望月さんの40歳の誕生日の日、私たちは入籍した。
これを機に「望月さん」と呼ぶのを禁止された私は、彼のことを「光さん」と、名前で呼ぶようになった。
15の時からグレ始めた光さんのことを、最終的に勘当してしまったご両親は、すでに亡くなっている。
なぜ光さんがそのことを知ってるかというと、5年前に彼の居所をつき止めた彼のお兄さんから教えてもらったそうだ。
「孫が生まれるからと言って、いきなり連絡取っても、互いに気まずい思いするだろうから。ま、これでよかったんだよ」と光さんは言ってたけど・・・。
ご両親のお墓は、ここから遠くの佐賀にあるらしいので、今の私の体では、お墓参りに行くのも難しい。
せめて「一応番号は知ってる」仲のお兄さんには知らせておいたら?と私のお母さんに言われた光さんは、電話でお兄さんに報告を済ませた。
望月さんの40歳の誕生日の日、私たちは入籍した。
これを機に「望月さん」と呼ぶのを禁止された私は、彼のことを「光さん」と、名前で呼ぶようになった。
15の時からグレ始めた光さんのことを、最終的に勘当してしまったご両親は、すでに亡くなっている。
なぜ光さんがそのことを知ってるかというと、5年前に彼の居所をつき止めた彼のお兄さんから教えてもらったそうだ。
「孫が生まれるからと言って、いきなり連絡取っても、互いに気まずい思いするだろうから。ま、これでよかったんだよ」と光さんは言ってたけど・・・。
ご両親のお墓は、ここから遠くの佐賀にあるらしいので、今の私の体では、お墓参りに行くのも難しい。
せめて「一応番号は知ってる」仲のお兄さんには知らせておいたら?と私のお母さんに言われた光さんは、電話でお兄さんに報告を済ませた。