ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~ 
「嬉しいな」
「はい」
「予定より少々早かったが」
「半日だけです」
「ああ。とにかく、二人とも無事に生まれてよかった。おまえはよくがんばったな」
「そんな。私、実はそんなに・・・」
「ずっと腹ん中で二人を育ててくれただろ。こればっかりは俺が代わってやることできねえから。大変だったな」
「う・・・」

自分では苦労したとは思ってないんだけど、光さんにそう言ってもらえると、すごく嬉しい。

「ありがとな」
「うぅ・・・」
「・・・少なくとも俺が生まれたとき、父親は・・・今の俺と同じように、喜んでくれた・・よな」
「も、もちろん、ですよ。我が子の誕生が嬉しくない親なんて、絶対いない、もん」
「ああ」

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