ムーンライト・テンプテーション ~つきあかりに誘われて~
「わ・・これ、何ですか」
「蚊帳。ばあちゃんちで見たことねえか」
「いいえ。ないです」
「そうか。これは虫よけだ。窓には網戸してっから、虫はあんまり入ってこねえけどな。念のためにつけてんだ。俺、蚊のブーンって音近くで聞くと眠れねえんだよ。気になって」
望月さんは、抱っこしていた私を一旦下ろすと、お布団の周りを囲っている「かや」というやつをサラリと上げて、私を招き入れてくれた。
畳の上に敷かれたお布団と、その両サイドにある細長いボンボリみたいなライト2つ。
そして、天井からお布団を囲っている蚊帳。
望月さんの寝室に置かれているものはそれだけ。実にシンプルだ。
壁の半分くらいを閉めている大きさの窓は開けてあるものの、網戸がついている。
今夜はたぶん満月だからか、月のあかりが部屋にも入ってきているおかげで、真っ暗というわけじゃない。
望月さんの体にまたがった(というか、望月さんが自分の体の上に私を乗せた)私は、逞しい彼の体を、ゆっくり、くまなく探索した。
「蚊帳。ばあちゃんちで見たことねえか」
「いいえ。ないです」
「そうか。これは虫よけだ。窓には網戸してっから、虫はあんまり入ってこねえけどな。念のためにつけてんだ。俺、蚊のブーンって音近くで聞くと眠れねえんだよ。気になって」
望月さんは、抱っこしていた私を一旦下ろすと、お布団の周りを囲っている「かや」というやつをサラリと上げて、私を招き入れてくれた。
畳の上に敷かれたお布団と、その両サイドにある細長いボンボリみたいなライト2つ。
そして、天井からお布団を囲っている蚊帳。
望月さんの寝室に置かれているものはそれだけ。実にシンプルだ。
壁の半分くらいを閉めている大きさの窓は開けてあるものの、網戸がついている。
今夜はたぶん満月だからか、月のあかりが部屋にも入ってきているおかげで、真っ暗というわけじゃない。
望月さんの体にまたがった(というか、望月さんが自分の体の上に私を乗せた)私は、逞しい彼の体を、ゆっくり、くまなく探索した。