私の青春、君の人生
「え!?雪!?」
「今日そんな予報なかったよね!?」
「ホワイトクリスマスだー!」
外に出ると、辺りは真っ白になっていて、暗くなっていたみんなの顔が一気に明るくなった。
今年、初めてだな……
明るいオレンジに染まった天から舞い降りる、純白の粉。
それ自体は冷たいのに、暖かく包まれるような感じ。
「雪合戦だー!みんな河辺行くぞ!」
手のひらに乗って一瞬で消えた雪を見て、隼斗みたいだなと、冬馬の声を遠くに聞きながらぼんやり思った。
触れたら、消えてしまいそう。
閉じ込めておきたくて握るけど、開くとそれはもうなくて。
「隼斗は、いなくならないよね……?」
それはほぼ無意識で。
隣にいた隼斗のそでを掴み、独り言のようにつぶやいた。