COLORS~Blue~
そのうち1回は、食後にお茶を点てて。


「もう、お稽古済んだんでしょ?」


透子さんは遠慮したけど。


「俺…僕の勉強にもなりますから。ぜひ」


何度もやり取りをして。


「気遣いはなしですよ。僕が頼んでるんで」


意外と頑固…というか、気を遣いすぎるところは、母親譲りなんだろうか。
ようやく、頷いてくれて、の、お茶で。


それを飲んで。
透子さんは、また感想を伝えてくれようとしたけど。


「今日は、いいです」


俺はあえて、聞かなかった。

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