COLORS~Blue~
昨日はみた夢も覚えてない程、ぐっすり眠って。


―残り僅か…


あの焦燥感もなくなっていた。


「おはよー、霧島」


教室。


「はよ」


忽那に声をかけられて。
透子さん、


“なんか言ってた?”


訊いてみようか、思ったけど。


「今日も大丈夫そう?」
「おぉ。大丈夫」
「よかった。じゃあ、放課後ね」
「りょーかい」


それを飲み込んだ。

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