COLORS~Blue~
「透子さん程なら、ほんとは父か祖父の方がいいんだろうけど。どうしても、僕が稽古をつけたくて」


思わせ振りじゃない。
ほんとの言葉で。

透子さんは。
どう感じたのか…。


「…次期、家元にそう言ってもらえるなんて。光栄ね」


一瞬の間…。

大人の顔で、微笑んで。

今の、


―間は…?


透子さんの表情からは。
読み取れなかった。

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