COLORS~Blue~
「さすがね。毎週、腕が上がってる気がする」
「ありがとうございます」
「沙奈が悔しがってたのも、わかる気がするわね」
「えっ?」
「同じ道具に同じお茶。使ってるものは、全部同じなのにって」


笑顔も。


「あぁ…」


すっかりいつもの。
“大人”の笑顔だった。

でも。
だからと言って、俺もいちいち気落ちなんてしてられず。


「近くで。見たい、とは思いませんか?」
「えっ?」


俺も、仕掛ける。

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