COLORS~Blue~
瞬間。


「───────」


―抱きしめたい


衝動に駆られた。

いや…。
抱きしめたい、というよりも、


―抱きしめてやりたい


そっちの方が正しい気がする。


「いえ…。別に、俺は…」


もう、ドキッ、どころじゃない。


「大丈夫。沙奈の点てるお茶は、ほんとに優しいから」


―ドクン、ドクン…


俺の鼓動は、大きく音をたて始めて。

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