【完】相沢くんの秘密。



「あっ、着いた!」

「…何味にする?」

「うーん、迷っちゃうなあ!」


目的地についた私たちは、ワゴン車の近くに置いてあるメニューを見るためかがむ。

ストロベリーチーズケーキもいいけどカスタードプリンもいいな…でもやっぱり王道のチョコバナナは捨てきれないよね…。

うーんうーん、と悩み相沢くんの肩をポンポンと軽く叩く。


「チョコバナナのクレープにする!」

「わかった。割と人もいるから先に席取っといて。」

「りょーかい!」


放課後ということもあって、ワゴン車に列が出来ている。

広場にある席もクレープを食べている人でいっぱいだ。

キョロキョロと探しているとちょうど空いた席を発見。

さて、無事に席も取れたし座るか。

…ほんと身長高いな、相沢くん。

あっ、女の子もチラチラ見てる。

やっぱり誰が見てもかっこいいよね…。


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