【完】相沢くんの秘密。



「君、ひとりー?」


並んでいる相沢くんを見ながらぼーっと待っていると、誰かから声をかけられる。

上を見上げると、そこには知らない2人組の高校生。

見た目で判断しちゃいけないけど、めちゃくちゃチャラそう…。


「いや、あの、並んでる…」

「そっかー、お友達か!」

「その子が来るまでお話しない?そのあと合流しようよ!」


最後まで言わせてもえなかった…。

強引な人たちを目の前に、固まってしまう。

…まぁ、並んでいる人たちほぼ女の子だし、友達だと思うよね。


「大丈夫です。すぐ来るので…。」

「いいじゃん、いいじゃーん」


両隣に座られ、完全に逃げ場を失う。

対応しきれない…。

しばらく拒否してても、相変わらず話を聞いてもらえない。

どうすればいいですか、私?



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