7年越しの、恋。
そこからはベッドでもう一回食べられ、シャワーを浴びようとお姫様だっこされて強制的に一緒に入り、そこでも食べられて。

ベッド潜り込む頃にはぐったりしてヘトヘトになった。

対して祐司くんは私の髪を撫でて「みなみかわいかったなー」なんて呑気なことを言ってる。
どんだけ体力あるんだ。

「ごめん、無理させた。体辛くない?」

「…しんどくないっていったら嘘だけど…。祐司くんが満足できたなら良かった」

ちらっと祐司くんを見ていうと、
よいしょとあたしの頭を持ち上げて腕枕をしてくれる。

「止まれなくてごめん。でも、みなみが可愛くて…あれで歯止めが聞くわけない」

うんうんと頷く祐司くんの顔が見れなくて、祐司くんの胸元に顔を埋める。

「あとね」

ん?何?と思って顔を上げる。

「満足はしてないかな。思ったより若いみたい」

にっこりと満面の笑みで言うもんだから、自分の顔がひきつるのがわかった。

「…カンベンシテクダサイ」

「片言になる意味がわからん。…今日はもうしないよ。とりあえずおやすみ」

そういって軽くキスをしてくれた。
祐司くんが背中をぽんぽんとしてくれるのが心地よくて…あっという間に眠くなり意識を手放した。


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