7年越しの、恋。
未来に向けて
ふにふにとほっぺをつつかれてる。

何だよと思って寝返りを打つ。

そしたら、耳をなめられる。

「…っひゃ!」

びっくりして目を覚ましてそっちを見ると、にやけ顔の祐司くん目があった。

「おはよ」

「…おはようございます」

昨日のことを思い出すと照れ臭くて、敬語になる。

「みなみは向こうにいつ帰るの?」

「きめてない。今日か明日の午前中かな」

そうだ。お別れの時間が近づいている。
少ししょんぼりした私に気づいたみたいで、

「今日は一緒に居よう」

っていってくれた。



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