forever love Ⅰ
『ねえ、ちょっと赤ずきんちゃん!』
「あ、はい、注文ですか?」
『いいや、ちょっと聞きたいんだけど』
「?」
『“光中”知ってる?』
「?!」
“光中”とは光山中学校
俺とひろきが通っていた
『俺、間宮 洸っていうの
田中 ひろきの友達なんだ!』
「そうなんですか・・・・
ひろ君は元気ですか?」
『やっぱり知り合いなんだ!
君の苗字が如月って聞いたときにピンッてきたんだ
ひろきはいつもは元気だけど今日は熱があるんだ』
「そうなんですか・・・・、お大事にって伝えてくれませんか?
ならあたしはこれで失礼します
ご注文があればまた呼んでください」
『はーい!』
「雛ー、これあそこに運んで!」
「あ、うん」
雛ちゃんはそれから忙しそうに接客をしていた
《俺の彼女、キサラギ ヒヨコっていうんだけど・・・・》
《ヒヨコ、俺のことひろ君って呼んでくれるんだ》
『へー、あの子がひろきの元カノの
“如月 雛”かー』
俺はスマホで撮った雛ちゃんの写真を見ながら家に帰った