私、支持率No.1らしいです
コロッケと名乗るアホな妖精、曰く
魔法の国から来た事と自分が魔法少女として選ばれた事は本当らしい…

「何で私なの?」
思って当たり前の疑問
「そりゃあ、お前が支持率ダントツでNo.1だからに決まってんだろうが」

…は?…支持率?…

何でも、選抜された人間の中から支持率が一番高い者が魔法少女になるらしい…どこかのアイドルグループみたいだ…
「俺は2位の子推しだったんだケドよぉ…決まっちまったもんは仕方ないしな」
有紗は普通の女の子である。だから迷わず答える。
「いや、私ならないから」
それに対しコロッケの言い分
「決まってんだよ!決定してんのっ!お前の意思など知らん!」
どうやら拒否権は無いらしい…しかし具体的に何の為になるのか知りたい
「お前が戦って勝たないと、この世界が消えるからっ!一瞬で人類なんて滅亡だぜ?メツボー!わかるか?」

……さっぱりわからん…
「戦うって…何と?…」
コロッケは有紗の質問をさらっと聞き流し、なにか気配を感じた方角を見る。
「おっと…丁度良くおいでなすったみたいだ!んじゃ!デビュー戦だ…行くぞ!」
有紗の腕を掴み、考えられないスピードで窓から飛び出す。
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